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全国校長連盟、「TO LOVEる」に要望書提出
2009年04月01日 00時12分17秒

 全国の中等、高等学校の校長職により組織される全国校長連盟が、「週刊少年ジャンプ」を発刊する集英社に対し、今年三月に要望書を提出していたことが本社の調べにより分かった。

 問題となったのは、同誌に掲載されている漫画「TO LOVEる -とらぶる-」(著:矢吹健太朗、長谷見沙貴)で、作中に登場する彩南高校校長が校長職のイメージを著しく損なっていると訴えた。

「TO LOVEる -とらぶる-」は宇宙人との同棲生活を送る男子高校生の日常を舞台に、外宇宙のテクノロジーや超常現象により女子高生が全裸になるまでを描いたナンセンスコメディ漫画で、現在、単行本は12巻まで発売され、2008年4月からはテレビアニメ化もされている。

 作中では、舞台となる高校の校長が日常的に全裸で市街を横行し、幼女へ性的行為を求める描写が多く含まれており、ファンの中からも「犯罪では?」という声が以前より上がっていた。要望書の中で全国校長連盟は「現職の校長の中にもTO LOVEるのファンは多い。矢吹、長谷見両氏にはこれからも魅力的な女の子を描き続けて欲しい」としながらも、「TO LOVEるの校長は実際の校長の姿とは懸け離れており、校長のイメージダウンは著しい。もはや看過できる問題ではない」「校長を描かずとも可愛い女の子は描けるはずだ」と訴えている。

 校長はTO LOVEるの登場人物の中でも一、二を争うほどの人気キャラクターと言われ、校長を自粛した場合の商業的影響が懸念されているが、集英社は「事実関係が分からないため、コメントできない」と述べている。





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