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人気漫画家が節電案を発表
2011年04月01日01時07分

 3月31日、六本木で集英社の人気漫画家たちによる記者会見が開かれ、独自の節電案が発表された。

「テニスの王子様」などで知られる許斐剛氏は、節電のために作中の人気キャラクター田仁志慧の体重を大幅にカットすることを発表した。許斐氏によれば、これまで田仁志の重量感を描くためには多大な電力を必要としていたが、田仁志の軽量化により総使用電力の3〜6%を抑えることができるという。一方で作品のファンからは、「田仁志様がほっそりとしてしまわれるなんて」と戸惑いの声も上がっている。

 また、「ブリーチ」の作者久保帯人氏も、節電のために作中の人気キャラクター六車拳西をカットすることを伝えた。「六車を描けないのは僕にとっても大きな悲しみ。しかし、節電のためには仕方ない」と涙ながらに述べた。六車拳西は前シリーズの中盤から突然消息不明となっており、「何らかの伏線ではないか?」と思われていただけにファンの落胆も大きかった。他にも久保氏は「舞台を再び虚圏に移すなどして、背景に関しても節電を図りたい」と述べており、これには多くの漫画家が「適切な手段。私も見習いたい」と賛同した。

 中でも人気漫画家の冨樫義博氏は「僕は今年も全面的に節電に協力します」と述べて、会場は落胆ムードに包まれていた。





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